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猗窩座と戦う冨岡義勇と炭治郎だったが、ついに炭治郎は覚醒した。
それは父がかつて教えてくれて、炭治郎も極限の場面においてだけ見ることのできていた「透き通る世界」を見ることができるようになったのだ。炭治郎はその「透き通る世界」が見えるようになったおかげで猗窩座を倒すことができたのだ。
その「透き通る世界」とは猗窩座が百年以上追い求め続けた「至高の領域」であり、武の極みであった。そしてそれを会得した炭治郎は殺気も闘気も発しないフラットな状態で敵を倒すことができるようになったのである。
一方、童磨と戦っていたカナヲだが、その実力は胡蝶をも超えるかもしれないほどだった。彼女は胡蝶を上回るほどの力を発揮するも童磨には遠く及ばなかった。しまいには彼女は刀を奪われて窮地に立たされてしまったのだった。
しかし、そんなピンチに伊之助が参上したのだ。そして驚くことにそんな伊之助と童磨の間にはとある因縁があった。それは伊之助の母は童磨に殺されたのであったのだ。童磨の宗教に助けを求めた伊之助の母だったが、結局は童磨に殺されてしまったのだ。
それはつまり、童磨は伊之助、カナヲ二人にとって絶対に勝たないといけない相手となったわけである。
鬼滅の刃(単行本)ネタバレ&あらすじ
▶1巻 ネタバレ
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第152話「透き通る世界」ネタバレと感想
冨岡は後一歩のところを切り込めないでいた。
それは確実に実力差が現れているようだった。冨岡が正確で強い攻撃をしても、同じ正確で鋭い攻撃が猗窩座から返ってくる。攻撃の型も先読みされるようになってき、冨岡は手詰まりになってきた。まるで猗窩座は修羅のようであった。
そして、猗窩座も冨岡との戦いに飽きたようで、彼は戦いを終わりにしようと言った。冨岡が技を繰り出した瞬間、刀を横から殴り、冨岡の刀を折った猗窩座はそのまま冨岡に最後の一撃を加えようとしていた。
しかし、その拳は冨岡の胴体を貫くことなく、地面に転がった。炭治郎が切り落としたのだ。その炭治郎の姿は先刻までと大きく異なっていた。髪の色も目の色も違う。
そして猗窩座の身体中の細胞は産毛に至るまで全てが、炭治郎を殺せと言っている。それは猗窩座が炭治郎を危険と認識したのだ。猗窩座は術式展開、終式・青銀乱残光で炭治郎たちを仕留めにかかった。冨岡はなんとか拾壱の型・凪で致命傷は回避したが、大ダメージを負っていた。
しかし、その間炭治郎は透き通る世界を見ていた。その世界はなんだか不思議と時間がゆっくり流れているように感じる世界だった。
猗窩座は致命傷を避けた冨岡を鬼に勧誘していた。炭治郎や煉獄のように死ぬことはないと。しかし、猗窩座の真後ろには炭治郎が立っている。まるで彼から気配が感じ取れないようであった。
しかし、炭治郎は馬鹿正直に気がついていない猗窩座に対して声をかけてから斬りかかった。猗窩座は炭治郎が生きていることに驚いたが、すぐに平静を取り戻した。彼の破壊殺・羅針は相手の闘気が強ければ強いほど羅針の反応が強まるのだ。しかし、炭治郎からはまるで闘気が感じられなくなっていた。そしてそのまま猗窩座はヒノカミ神楽・斜陽転身で首を切られた。
冨岡の攻撃はまるでおうむ返しのように強さ正確さを伴った攻撃が帰ってくる。
ついには冨岡は刀を折られ、二進も三進も行かない状況になってしまった。ついに、猗窩座は蹴りをつけるべく、最後の一撃を冨岡に入れた時、炭治郎はついに覚醒した。
彼は猗窩座の拳を切り落としたのだ。それは彼がついに透き通る世界に到達したことを意味する。覚醒した炭治郎は猗窩座の攻撃もゆっくりに見えていた。
そして猗窩座に気配を感じられることはなかった。炭治郎からは殺気も闘気も感じられなかった。そのため猗窩座は炭治郎の存在に気づくことができなかった。 そして炭治郎はその状態で猗窩座の首を切り落としたのだが、なぜ殺気を纏わずに強力な一撃を彼はお見舞いすることができたのだろうか。
彼が纏っていた独特の雰囲気は一体何だったのか。炭治郎はまた一歩大きく成長したとともに、謎が深まるのであった。
第153話「引かれる」ネタバレと感想
猗窩座はこの数百年闘気のない人間を見たことがなかった。
赤子にすらうすい闘気があったのだ。しかしさっきの炭治郎は戦闘の最中、闘気が一切なかった。
そこにいるはずのない異物と対面しているような状態に感覚が混乱を起こした。
だが、そんな戦いの中での予期せぬこと初めて遭遇する事態全てを即座に理解し対処しなければならない。
猗窩座にはそれが出来るはずだった。しかし、炭治郎はこの戦いの中何かを掴み、成長し猗窩座の速度を上回った。猗窩座の数百年間の武術の粋を正々堂々、正面から打ち破られたのだった。
その炭治郎の瞳の中には憎しみも怒りもなく、さっきも闘気もなかった。
おそらく、その瞳が捉えていたのは猗窩座が何百年追い求めていた。「至高の領域」、「無我の境地」に他ならない。
そんな思いの中、猗窩座は首を切られていたが、切られた首をそのまま手で押さえて、もう一度首を繋ぎ合わせようとした。
そんな恐ろしい光景を前にして、炭治郎はもう一度とどめを刺そうとするが、間に合わない。
しかし、冨岡が剣を投げつけ頭を貫いた。今度こそ死んだと思ったが、猗窩座の「無我の境地」への欲望はそんなものではなかった。彼は純粋にもっと強くなることを望んでいた。
その気持ちとは裏腹に頭は崩れていた。それを見た炭治郎は勝ちを確信し、緊張の糸が緩んでしまった。すると、体全身にガタが来て、立っているので精一杯のようだった。
そんな時、猗窩座はなんともう一度、立ち上がったのだ。そして、彼は首を再生し始めていた。首は依然きれたままだが、そのまま炭治郎を攻撃して来ていた。攻撃された炭治郎はもう一度立ち上がろうとするが、気を失ってしまった。
首を切って死なない猗窩座を見て妓夫のように何か特殊な条件があるのかとも思ったが、猗窩座の様子的にも彼は進化しようとしているように見える。鬼舞辻のように首を切っても死なない体に。
そんな気を失っている炭治郎に猗窩座は襲いかかっていた。それを助けるために冨岡は折れた刀で助けに行った。頭をなくしている猗窩座であったが傷の再生スピードはなお早い水準であった。炭治郎の前に立ちふさがる冨岡を猗窩座は第一に消してしまおうと思うが、ある一人の女性が猗窩座を止める。
それは伊之助が言っていたように、まさに無敵の状態である。猗窩座も初めての経験でどう対処するべきか迷っていたが彼の圧倒的な力で普段であれば、それは対処しきれていた。
しかし、今回の炭治郎はこの短い時間で圧倒的な成長を見せていた。そのため、猗窩座の適応力が追いつかなかったのだ。
猗窩座は見事に首を切られて死ぬかと思われたが、猗窩座もついにこの時に進化をしようとするのだ。 彼の純粋なる武の探究心は弱点の首を克服さえしようとしている。
それはおそらく、炭治郎が見ている透き通る世界のことであろう。何百年それを追い続けたものが、見ることはできずに、炭治郎が見ることができるようになった、というのはなんだか皮肉のように感じる。
冨岡も猗窩座を止めようとするが、冨岡にも体力は残っておらず、猗窩座は止まらない。しかし、猗窩座の人間の時の記憶が彼を止めた。
それはとある女性だった。彼女が誰かはわからないが、おそらく猗窩座が人間であった時に関係ある女性であろう。果たして、猗窩座は首の弱点を克服するのだろうか。
第154話「懐古強襲」ネタバレと感想
頼みの冨岡も徐々に視野が狭窄して来て、気を失いかけている。左耳は聞こえず、右手にももう力が入らない。
全力の戦いを上弦相手に繰り広げて体の節々に疲労が溜まって技の速度も精度も格段に落ちている。
しかし、そんな中戦い続けられたのは呼吸を使えるから起きている奇跡のようなものである。
しかし、そんな状態でも冨岡は炭治郎を守ろうとした。それは自分が命をかけて大切な人に守られて来たから。それを後世に残そうとしたのだ。
一方、猗窩座は依然女性と話をしていた。彼女は必死に猗窩座を止めている。
しかし、猗窩座は強くなるためにもここで止まることはできないのだ。なぜなら、病気の父に薬を持って帰るためだった。
強くなければ、盗んだ財布を持って逃げることもできないし、返り討ちにあってもそれをさらに返り討ちにすることもできないからだ。彼はわずか十一歳ですでに三度のすりで捕まっていた。
猗窩座が家に帰ると、彼がまた捕まったことを知って病気の父親は首をつって死んでいた。
それは父からの願いであった。自分のために盗みを繰り返す猗窩座を真っ当な人生を歩ませるためには自分が足かせになっていることをわかっていたのだ。
しかし、猗窩座にとって父は全てだった。猗窩座にとって父の存在は全く迷惑ではなかったし、父は何も悪いことをしていない。そんな父のためだったら盗みの刑罰を受けるのも辛くはなかった。猗窩座は親父のためだったら死んだって良かったのだ。
そんな猗窩座は街で喧嘩をしていた。彼は大人七人を素手で倒していた。そんな彼の元に道着を着た男がやって来た。そいつは猗窩座に自分の門下生になれという。そして猗窩座は彼と戦うが一瞬で伸されてしまう。
彼は慶蔵といい、素流という素手で戦う武術をやっていた。
しかし、門下生は一人もおらず、毎日便利屋のようなことをして日銭を稼いでいた。そして彼は猗窩座に秒針の娘の看護を頼んだ。先日妻が看病に疲れて入水自殺をしてしまったみたいだが、それをなぜか彼は明るく話す。
猗窩座にとって炭治郎がどうしても不快だったのは慶蔵に似ているように感じたからだ。そして猗窩座は病気の恋雪の世話をすることになった。
しかし、人間である冨岡たちにはもうとっくに体力の限界が来ていた。首が落ちている猗窩座はまだ動き、それすらも止められないようになっていた。
猗窩座が強くなることを求めるのは人間時代の過去に起因していた。彼は病気の父親を助けるために盗みを働いていた。
その時、自分を守るためには強くなければならなかったのだ。 しかし、猗窩座が強くなっていくほどに周りの人々には迷惑をかけてしまった。そしてついには父親も猗窩座の重荷になることを避けるがために首をくくって死んでしまった。

本当は猗窩座はとても心の優しい人だったのかもしれない。 しかし、強さは健在だった猗窩座は江戸の町を追い出されてしまっていた。
そして喧嘩に明け暮れていると慶蔵という男と出会った。そして彼の道場の門下生として半強制的にならされたのだ。
その炭治郎と慶蔵はどこか似ているように猗窩座には感じられた。そしてそれが猗窩座を不快にさせる原因の一つであることは間違いがなかった。
炭治郎のような純粋さを彼は持ち合わせているように見えた。 そして、猗窩座は偶然にもまた病気の人の看病をすることになった。それは慶蔵の娘であった。
第155話「役立たずの狛犬」ネタバレと感想
どうして、病気の人間はいつも謝っているのだろうか。手間をかけて申し訳ない、咳がうるさくて申し訳ないなど。本人が一番苦しいはずなのにもかかわらず。
そしてそれは恋雪も例外ではなかった。
彼女は本当に体が弱かった。一晩中つきっきりで額に載せる手ぬぐいを変えたり、寝間着を変えたり、もちろんトイレに行くときは抱えていかなければならないほどであった。
しかし、もともと父親の看病で慣れていた猗窩座は看病に対して苦痛はなかった。だが、看病してて唯一面倒だったのは恋雪がやたらとめそめそ泣くことであった。
どうやら猗窩座の本名はハクジというようで、ハクは狛という字だった。
慶蔵と猗窩座は共に何か守るものがなければならないのだと慶蔵は言う。まるで狛犬のように。
侍でもなんでもない慶蔵がこれほどの屋敷を持っているのは山で山賊に襲われた老人を守り、その老人が素流の技にいたく感動し、土地と屋敷を譲ってくれたのだという。
しかし、その土地と道場を自分のものにしようとしていた周りの道場主たちは慶蔵に嫌がらせをして来た。そのため、彼の道場は門下生が増えなかった。
しかし、猗窩座にとってはそこでの稽古と恋雪の看病で心が救われていた。
三年たって猗窩座は18になっていた。
恋雪も十六で床に伏せることもあまりなくなって普通に暮らせるようになっていた。そんな中、慶蔵は猗窩座にこの道場を継いで欲しいという。そして恋雪も猗窩座のことを好きだという。
罪人の刺青が入っている自分なんかの未来なんか想像もできなかった、ましてやそんな自分を好いてくれる人ができるなんて考えもしなかった。
もしかしたらこれが父親が言っていた真っ当な生き方なのではないかとも思うようになった。人生をやり直せるかと淡い期待に胸を膨らませ、命に代えても二人を守ろうとした。
猗窩座が墓参りに行ってから帰ってくると、慶蔵や猗窩座にはまともにやりあっても勝てないので井戸に毒を盛られたらしく、慶蔵と恋雪は帰らぬ人となった。
恋雪と猗窩座は花火大会に来ていた。恋雪は昔、猗窩座が今年花火が見れなくとも来年再来年もチャンスがあると声をかけていた。
それで彼女は自分が来年再来年生きているという未来を描けるような勇気を持つことができたのだ。母もきっと彼女が死ぬのをみたくなくて死んだのだろう。
父も同様にどこか彼女のことは諦めていたように感じる。それなのに、恋雪に先を見せてくれた猗窩座に彼女は惚れていた。そして猗窩座も彼女を命をかけて守ると誓った。
二人が毒殺されたのちに猗窩座は隣接する剣術道場を襲撃し、67名をすでによって殺害した。
それらは全て頭部や内臓が破壊されており、ほとんどの遺体はひしゃげて、顎や脳や目玉は散らばり、地獄絵図だったという。その奉行所に残る記録はあまりにも荒唐無稽な話であるとされて三十年後には燃やされた。
そんな中、鬼を配置した覚えのない場所で鬼が出たと噂されたのを聞いた鬼舞辻無残がやって来た。
そしてその場で鬼にされてしまった猗窩座は鬼になって記憶をなくしても強さを求めていた。守りたかったものは何一つ残っていないのにもかかわらず、猗窩座は百年以上無意味な殺戮を繰り返した。
突然、慶蔵があの屋敷を引き継いだことで周りにはそれをやっかむ人が多かった。その影響で彼には門下生がいなかった。
しかし、彼は持ち前の明るさでそれを気にもとめていなかった。 しかし、それでも素流道場は猗窩座の居場所だった。罪人だった彼がここまで暖かく迎えられる場所は他にはない。そして猗窩座は道場をついで、恋雪とお付き合いをすることになった。彼は幸せの絶頂にいたのだ。
そしてこれが父親が言っていた真っ当な生き方なのだとも思ったが、幸せというのはあまりにも儚く、いつの間にか過ぎてしまうものだった。
剣術道場の者たちによって毒を盛られた慶蔵と恋雪は猗窩座の留守中に死んでいたのだ。猗窩座は恋雪と約束したのだ。花火大会の日に。彼女は自分の未来なんか想像することもできなかったが、猗窩座の何気ない一言で彼女は自分の人生に光を見出した。そして猗窩座も自分を愛し、自分が愛した女性を命に代えても守ると誓ったのだ。
しかし、彼はまた自分の大切な人を守れなかった。彼の怒りは苦しみは想像に及ばないほどに募っていたであろう。彼は剣術道場の全員を惨殺した。そして彼は鬼になったが、彼は記憶をなくして鬼になってからも強さを追い求め続けた。それはまるで人間時代の亡霊を追いかけているようで、すごくむごたらしいものだった。
第156話「ありがとう」ネタバレと感想
猗窩座は人間時代の過去を思い出していた。
それは猗窩座を感傷に浸らせ、後悔を倍増させた。気を失っていた炭治郎がついに意識を取り戻した。そして頭部が戻り始めている猗窩座をみてすぐに攻撃に転じたが、限界を迎えていた炭治郎は刀を握る握力もなく、振り上げた際にすっぽ抜けてしまった。
とっさに炭治郎は猗窩座を素手で殴ったが、素手で殴ったくらいではビクともしない。しかしその拳は猗窩座に慶蔵を思い起こさせた。
辛抱が足りずに「守る拳」を血に染めた。
師範の大切な素流を汚して、父の遺言も守れなかった。そんな猗窩座が最も殺したかったのはそう、自分自身だったようだ。彼は最後に炭治郎に向けて笑顔を向けていた。
そんな中、炭治郎は最後に猗窩座が煉獄を殺した滅式を繰り出そうとしたため、彼は冨岡を助けに生き、必死に避けようとした。
しかし、その滅式は猗窩座自身に向かって放たれていた。しかし、彼は思いとは裏腹に体は再び再生して来た。首を切られたその瞬間に猗窩座は負けていたのだ。あれは正々堂々戦い負けたのだ。だから、彼は潔く地獄に行きたかった。
猗窩座は死に際に父親に会っていた。彼は謝っていたが、父親は感謝を述べていた。
そして慶蔵にも謝っていたが、彼は死んでも弟子は見捨てないと言ってくれた。しかし、猗窩座は鬼舞辻にもそこで会うことになった。彼はそこで猗窩座をまだそそのかす。彼は猗窩座に強くなりたくないのか、と問う。
そして猗窩座も忘れていたように強くなりたかったのを思い出す。
しかしそこで、恋雪が会いに来てくれた。そして猗窩座はまた彼女にも謝っていた。約束を守れなかったことを謝っていた。しかし、恋雪は自分たちのことを思い出してくれたことで彼が昔のように戻ってくれたことが嬉しいようだった。そして猗窩座の気持ちは昇華され、彼の肉体も消滅した。
しかし、彼はそのまま猗窩座を素手で攻撃したが、刀でもやっと傷をつけられるような相手に対して素手では傷すらつけられなかった。そして、猗窩座は煉獄を殺した滅式を発動しようとしていたので、炭治郎は冨岡をかばった。 しかし、その時猗窩座は炭治郎に笑いかけていた。同時に炭治郎は猗窩座から感謝の匂いを感じたのだ。
猗窩座は忘れていた人間時代の記憶を炭治郎によって思い出させられた。
猗窩座はその大切な記憶を思い出し、最後に彼らのことに想いを馳せることができたのも炭治郎のおかげであって、きっとそれに感謝したのだろう。
大切な人たちが行った天国には行けないが、最後にもう一度会って話すことができて猗窩座はきっと炭治郎には感謝の念を持って死んで行ったのだろう。
第157話「舞い戻る魂」ネタバレと感想
なんとか勝利をつかんだ、炭治郎と冨岡だったが彼らはその場で意識を失ってしまった。
そしてそのことはカラスが他の戦場にも伝えてくれた。そして同時に上弦の壱と弐の鬼も猗窩座の気配が消えたことを察知した。しかし、そこには特に感情はなかった。
一方、上弦の弐、童磨と戦っているカナヲだったが、彼女は胡蝶姉妹の妹のようだ。しかし、どうやら血の繋がりはなさそうだ。女性は腹の中で子供を育てることがあるくらいに栄養を抱えているのだから女性をたくさん食べた方が早く強くなれると童磨は言う。
しかし、猗窩座は今まで女を食わないでいた。さらに女性を食わないだけでなく、殺しもしないそうだ。それを鬼舞辻も了承していたのだ。
そして童磨は猗窩座のことを一番の友人とまでホラ吹いていた。
しかし、カナヲはそんな涙している童磨に向けて彼の言葉は全て嘘だと言い放った。確かに、童磨は猗窩座が死んで血の気が引くわけでも、頰が紅潮するわけでもなかった。ただ涙を流すだけだった。
胡蝶は死ぬ間際に童磨のことを気の毒だと言っていたようだ。それは童磨が何も感じることができないからである。この世に生まれて来た人々が当たり前に感じている喜び、悲しみや怒り、体が震えるような感動を彼は感じることができないのである。
しかし、彼は頭が良かったので嘘をついて取り繕うことができた。そうやって生きて来て、なんのために生まれて来たの?と童磨を煽るカナヲ。
そんなカナヲに対して初めて童磨の表情が怒りに染まったように見えた。煽りをやめないカナヲに襲いかかる童磨だったが、その攻撃もかわして、すぐに攻勢に転じた。この戦いを通して反応速度が上がって来たのだ。
奥義から舞散らす「粉凍り」もまだ彼女は吸っていないのだ。
そして童磨はもしかしすると彼女は胡蝶よりも実力が上なのではないかと思い始める。
この点は鬼にとって弱点でもあり、また同時に強みでもある。そのため仇討ちのように逆上して法外なパワーを発揮することもないが、心の動揺によって隙が生まれることもない。
案の定、童磨はなんの揺らぎもしなかったが、言葉だけは悲しんでいた。しかしカナヲは童磨は全て嘘の塊のようであるということに気付き、そしてその点をついて煽っていた。
彼女は童磨に向かって「なんのために生まれて来たの?」とまで言っていた。しかし、その言葉で初めて童磨の表情は変わった。それは井塚に怒りに燃えているようだった。
もしかしたら図星だったのかもしれない。 しかし、カナヲも徐々に童磨のスピードに慣れてきて、対応するようになって来た。
その上、彼女はそこから攻勢に転じることさえできたのだ。そしてその実力はもしかすると胡蝶よりも上なのかもしれないが、果たしてどうなるのか。この仇討ちが果たせるのか、仇討ちを果たし柱を超えることはできるのだろうか。
第158話「破茶滅茶」ネタバレと感想
いくら啖呵を切ったところで、彼女の方が実力が劣っていることに違いはないのだった。
そのため、カナヲも指先にまで力を込めていないと体が震えだしそうであった。だが、激しい怒りのおかげでなんとか立っていられる。生まれて初めてのこれほどまでの憎悪に体震わせている。彼女にとって胡蝶という肉親を殺されたことはそれほどまでのことだったのだ。
カナヲは花の呼吸、伍の型・徒の芍薬で怒涛の九連撃を食らわすが、童磨は難なくそれをいなし、血鬼術で反撃してくる。それを弐の型・御影梅で全て相殺した。
そしてその瞬間に童磨はカナヲは目が優れていることに気がついた。
肩や視線、つま先、ひじ、膝などを注意深く見て微細な動きで次の行動を予測しているのだ。そのため童磨は先にカナヲの目を潰しにかかった。
しかし、それもカナヲはかわすし攻撃を同時に放つが、血鬼術・凍て曇で放たれた粉凍りをギリギリでかわさなければ彼女の目は凍るところだった。そこから童磨の血鬼術は怒涛の4連続だった。それはかわすので精一杯で攻撃を放つことなんてできるわけもないほどの猛攻だった。
カナヲは童磨からどんどん離されるばかりであった。そしてしまいには童磨に刀まで奪われてしまった。まるで赤子のように彼女は弄ばれているのだ。刀のない彼女に放たれた血鬼術がどうにか打開策を見つけようと必死なカナヲに迫ってくる。
そんな時、天井から伊之助が参上したのだ。そしてその窮地からカナヲ救ったのだ。
現に師範である胡蝶を目の前で殺されているのだから。しかし、それは怒りとなり、憎しみとなりカナヲの力にもなりうるのだ。
そしてカナヲは目の良さ、それとあいまった観察眼により鬼の攻撃をなんとかかわし、攻撃を繰り出していた。そのため、童磨も目を狙った攻撃をするがさすがにそれを避ける。 しかし、目をかばうことで圧倒的猛攻にあい、一気に追い込まれた上に刀まで奪われて弄ばれてしまった。
圧倒的実力差を見せつけられたのだ。そして窮地に追い込まれた彼女だったがここで伊之助が救援に駆けつけてくれた。 しかし、助けが来たとはいえ、柱ではなかったのは若干心もとない。

伊之助も成長しているとはいえ、実力は柱と並ぶかはまだわからない、未知数な部分が多い。同期の炭治郎と善逸が上弦を次々と撃破している中、果たしてこの同期二人は上弦の弐を打ち破ることができるのだろうか。
第159話「顔」ネタバレと感想
伊之助は童磨を倒して柱に成り上がろうとしている。
そしてボロボロのカナヲをみて胡蝶が死んだことを悟った。しかし、童磨は胡蝶は死んでおらず、自分が吸収してもう苦しくも辛くもない世界で自分の体とともになって生きているのだとほざいている。
伊之助はそんな童磨にいつものおちゃらけた雰囲気は無くなった。
どうやら気合が入ったようだった。一気に獣の呼吸、肆の型・切細裂きで先制するがあっさりいなされる。しかし、その攻撃の真意はカナヲの刀を取り返すことだった。
無傷の伊之助はさすがに童磨の攻撃にも引けを取らなかった。
間合いの外側から振りかぶる伊之助は何をするのかと思っていたところそれは新しい技、玖の型・伸・うねり裂きだった。それは腕の関節を全て外して間合いを広げる技だった。
体が異常に柔らかい伊之助だからこそできる技だ。しかし、その技で首を狙っていたものの新技の精度はまだまだで攻撃は目に当たってしまった。
そんな時一瞬で伊之助の被り物を童磨は奪い、伊之助の顔を見ると、彼は伊之助に見覚えがあるようだった。
彼は本気で童磨を倒しにかかった。 やはり成長著しい彼は童磨に一切引けを取らなかった。カナヲの刀もすぐにうばいかえしさえしたが、攻め手には欠けていた。そんな時、伊之助は彼ならではの新技、それは腕の関節を全て外し、本来自分の間合いの外であるにもかかわらず、斬撃を届かせるという、異次元の技を編み出していた。
それは実際、童磨に傷を負わせることはできたが、精度が高くはなく、首を落とすまでには至らなかった。
しかし、何か勝利への希望のようなものが見えて来たような気もしたが、すぐに伊之助は被り物を気づかぬうちに奪われてしまった。
まるで童磨に遊ばれているようだ。もしかしたら、童磨は我々が想像するよりはるかに強敵なのかもしれない。 そしてなんだか、伊之助と童磨の間にも因縁があるようだった。それは一体なんだろうか。
第160話「重なる面影・蘇る記憶」ネタバレと感想
やはり童磨は伊之助とどこかで会った記憶があるようだが、伊之助には一切そんな記憶はなかった。むしろ、伊之助にあるのは胡蝶との記憶だった。
そして記憶を掘り返すと、どうやら十七年ほど前に女性が赤ん坊を連れて、童磨のもとを訪れた。
それは夫からの暴力や姑からのいじめから逃れるためであった。彼女には家族もなく頼れるところもなかった。そんな彼女の顔は原型がわからないほどに腫れていて、片方の目は失明してしまった。それはどうやら伊之助の母だった。
しかし、それ以上童磨の話を聞こうとしない伊之助は彼に襲い掛かったが、それを軽くあしらって童磨は話を続けようとする。
童磨は伊之助の母を殺すつもりはなかったようだった。
心の綺麗な人をそばに置いておくのは気持ちが良いからだそうだ。しかし、彼女は頭が良くなかった。
そして歌が上手だったそうだ。そして彼女はいつも伊之助に歌を歌っていたが、その歌詞は毎回違っていた。そしてそれは伊之助の記憶をかき乱し始めた。
伊之助の母は頭は悪いが、感覚が非常に鋭かった。そのため、彼女に信者を食っていることがバレてしまった。
そして彼女は寺院から逃げ出したのだ。そして森の中を逃げ続けたが、崖に追い込まれてしまった。そして彼女は伊之助だけでも逃がそうと、崖から下の川へと伊之助を落としたのちにすぐ童磨に殺されたのだった。
伊之助はそんな話を聞かされて怒りが収まり効かないほどになっていた。彼は童磨を仲間と母の仇として地獄に叩き落とすといった。
まさに運命のいたずらというべきこの事実。 伊之助は胡蝶とは実はあったことがあると思っていた。しかし、どうやら彼女の言動は伊之助の実の母に似ていたのだった。
それは童磨の話を聞いているうちに明らかになった事実だった。つまり伊之助にとって童磨は実の母を殺し、母の生き写しのような仲間も殺された憎むべき敵なのである。
なおさら童磨と戦う理由が見つかり、さらに絶対に負けられない戦いになった。カナヲにおっても伊之助にとってもこれ以上大切な戦いはこれまでもこれからもないであろう。まさに壮絶な戦いの火蓋が今切って落とされようとしている。
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FODプレミアムはフジテレビ系列の動画配信・漫画配信サイト。
鬼滅の刃については単行本(漫画)も見れますし、アニメ(動画)も全話配信中です。
FODプレミアムで鬼滅の刃を読むにはポイントを消費する必要があるのですが、無料登録後以下のタイミングでポイントが付与されます。それを使って4冊程度が無料で読めてしまうんです。
上記のように8の付く日(8日、18日、28日)に各400ポイント=合計1200ポイント。
また初期登録時には100ポイントがもらえるので合計900ポイントが貰えます。
鬼滅の刃は1巻あたり380ポイント~418ポイントで読めますので合計2冊程度が無料で読める計算になりますね。
ポイント
FODプレミアムは1冊読むと20%分のポイントバックがあります。380ポイントで1冊読んだ場合76ポイントのバックがありますのでそれを活用することで最大2冊ほど無料で読めることになります。
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